こんにちは、ジヒドロです。
今回はデュタステリドの半減期、飲み方に関して自分の考えを述べようと思います。
最近、Twitter上で話題になる事が多かった様な気もします。
- デュタステリドって何？
- デュタステリドの半減期について
- デュタステリドの飲み方は？
- フィナから切り替える際にどうすれば良いの？
デュタステリドって何？
デュタステリドはフィナステリドと同じ様な働きをします。
男性ホルモン(テストステロン)と頭皮？毛乳頭？にある酵素(5α-リダクターゼ)がくっついてより強力な悪玉ホルモン(ジヒドロテストステロン)が産出されるのを防ぎます。
5α-リダクターゼはⅠ型とⅡ型があり、フィナはⅡ型のみを抑えますが、デュタはどちらも抑える効果があり、育毛・発毛効果を比較した試験ではフィナよりも良い成績を示しています。フィナがDHTの70%程度を防ぐのに対し、デュタは90%以上を防ぐとも言われています。
ハゲに関係あるのは5α-リダクターゼのⅡ型だけで、I型を抑える事に意味は無いという説もありますが、普通に使う分にはデュタはより強力なフィナ(副作用も)という認識で良いと思います。
デュタステリドの半減期に関して
また、デュタステリドの特徴として半減期が長いという事が挙げられます。フィナステリドは約4時間で血中濃度が半減するのに対し、デュタステリドは4週間程度もあると言われます。
献血する場合はフィナは使用を辞めてから1ヶ月経つと献血可能ですが、デュタはその期間が6ヶ月必要です。この事からもデュタの血中残留時間が長い事が分かります。
デュタステリドの隔日使用は有効か？
デュタの血中残留期間が長い事を生かして隔日の使用でも同様の効果が期待出来る！という説もありますが、私は懐疑的です。
毎日服用する事で、デュタの成分が血中濃度が高まって効果を発揮するのであって、隔日使用にすると血中濃度が半分になってしまうと考えられます。0.5mgが定番の容量ですが、隔日の使用にする事により、効果は0.25mgを毎日服用するのと同様になってしまうのかな？と考えています。
※もちろん、0.25mgで充分な効果を出せる人は別。
デュタステリドの効き目はフィナと比べ遅いのではないか？
血中半減期が長い分、デュタの効き目が遅いのでは無いか？という説があります。これには私も同じ考えをしています。一部のクリニックではフィナからデュタに切り替える際に一定期間、交互に服用する事を勧めている所もあるようです。これはデュタの効果が出てくる前にフィナの効果が切れてしまい、ハゲが進んでしまう可能性があるからです。
デュタステリドは前立腺肥大症の治療薬としても認可されていますが、前立腺肥大の治療は別の機序の薬が効き目(1週間位)が早く、第一選択されており、デュタステリドは効き目が遅いため(数ヶ月)、前者の薬の効き目が悪かった時にバックアップ的に使われるようです。
AGA治療薬としての試験はフィナと比較して6ヶ月程度で有意な結果を出していますが、使い始めの数週間や数ヶ月のデータはありません。
上記のような理由から使い始めの効きが悪い事は充分に考えられます。
フィナ→デュタの飲み方どうするの？
結論からすると、どっちが良いのかはデータ不十分で分かりません。
最近はTwitterのやりとりで「Dクリニック」では以前はフィナからデュタに切り替える際に、最初の数カ月はフィナとデュタを交互に飲む事を勧めていたが、最近、切り替えるに当たって、医師から特に交互飲む事は勧められなかったという情報がありました。
同じ系列の病院や医師でも見解が異なるという事は、交互飲みは優れた方法である事が十分に確立されていない事が考えられます。以前は交互飲みを推奨していたが、そこまで優位性がないのでDクリニックが方針を切り替えた可能性もあると思います。
私自身の体験では、数年前の事ですが、フィナからデュタに切り替えた時には、特別に抜け毛が増えるという事はありませんでした。
自分だったら現状では、交互飲みせずに、そのまま切り替えるかな？とも思います。抜け毛が仮に増えたとしても、デュタが効いてこれば取り戻せるものだと考えられるからです。
まとめ
デュタは簡単に言うと強力なフィナ(効果、副作用共に)である。
血中半減期が長いので、ハゲの状況によっては隔日飲みも有効か？反面、効き目が遅い可能性も十分ある。
フィナからの切り替えの時は最初の数カ月はフィナとデュタを数カ月交互に飲む方法も考えられるが、現段階の情報では普通に切り替える事と比較して優れているとは言い切れない。
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