自毛植毛当日の準備と注意事項

こんにちはジヒドロです

今回は自毛植毛の当日の流れというテーマで話していこうと思います。僕自信は2021年6月に自毛植毛を受けてきました。

僕自身はAGA治療についてや自毛植毛についてはかなり勉強してきたつもりでしたがやはり自分の手術となると「失敗しないかな〜」とかなり緊張しましたし今でも「ホントに生えてくるのかな〜」と非常に心配です。

今回は自毛植毛を検討している人や日程は決まっているけど手術までに時間がある人に向けて自毛植毛の手術前の注意や当日の流れや感想について書いていこうと思います。

植毛の前の注意事項

1点目は髪を伸ばせという事です。

僕は紀尾井町クリニックでFUTで手術を受けました。FUTの場合、後頭部を切り取るので後頭部に線状のキズが残ってしまいます。この部分を隠すために多少髪の毛を伸ばして置くことが必要になります。

クリニックは4センチ以上と言われましたが僕自身は短髪なので3センチ位で行きましたが結果的に手術跡が目立つという事はなかったです。

FUEの場合だと、毛根を採取する部分を刈り上げるので隠すのであればかなり長い髪が必要になるのですがこれはウィッグなどを使って隠すことも出来ます。

また、生え際の植毛部位も髪がある方で前髪を垂らせばそこまでは目立たないので伸ばしておいた方が良いと思います。

いずれにせよ短髪すぎると不自然なのである程度の髪の長さは必要になります。

2点目は内服薬の中断です。

AGA治療薬は問題ないのですが飲んでいる薬によっては当日に使う麻酔薬や鎮静剤に影響があったり血を固まりにくくする薬もあるので常用している薬がある方は医師に相談してみて下さい。

3点目はパーマやカラーリングを済ませておくという事です。

植毛手術の後は頭皮が傷んでいますので、パーマやカラーリングは術後1ヶ月は推奨されていません。必要がある人は済ませておくという事が必要です。

パーマはハゲはしないと思いますが白髪染めなどはおじさんハゲはしているかもなので注意して下さい。

4点目はタバコの中断です。

AGAと血流はほぼ無関係なんですが、自毛植毛の場合は移植した細胞に新しく血管が作られる過程が存在するので血流は超大事になります。

血管を収縮される効果のあるタバコは移植前後は絶対辞めた方が良いというのがクリニック側からの助言でした。

植毛当日の注意事項(クリニックに着くまで)

1点目、着ていく服は前開きの物に

手術中は着替えるのですが、手術が終わった後に服を着る時に通常の襟のものだと手術したばかりの移植部に擦れてしまうかもしれません擦れは生着に悪影響を及ぼす可能性があるのでTシャツやセーターで行くのは絶対辞めた方が良いです。

前開きになっていてボタンで着れる服や、首元の緩い服を選んだ方が良いです。

2点目はご飯は食べすぎない事です。

麻酔や鎮静剤を手術中に打つので気持ち悪くなる場合があります。

自分は術中は気持ち悪さがなかったのですが手術が終わってホテルについてから気持ちが悪くなってしまったので食べ過ぎは注意です。ハゲ仲間には術後に気持ちが悪くなり、吐いてしまった人もいました。

3点目としては公共交通機関を使うという事です

植毛は大手術ではありませんが麻酔薬を使うので術後は意識が朦朧とした期間があります。翌日も頭部がキズに覆われている状態なので体調万全とは言い難い状況です。

クリニックからも注意があると思いますが、自家用車では向かわないで下さい。

他にもクリニック毎に細かい注意事項があると思うのでしっかりととりいれて下さい。

自毛植毛手術の流れ(体験談)

そして当日、クリニックに着いたら医師の方と打ち合わせになりますがここで仕上のイメージを医師と擦り合せをする事が大事になります。

僕の希望としては①左のM字がやや後退しているのでそこを元のラインまで植えてもらう事。②右のM字は後退はないが細い毛なので左に合わせて生え際を作ってもらう事。③左のM字の奥を中心に密度が低下しているのでM字の奥や前頭部も密度を上げてもらう事、④コメカミが元々ないのでそこを作ってもらう事。という４つのオーダーをしました。※カウセ後の画像はこんな感じ↓

2回目のカウンセリングでしっかりと打ち合わせたつもりでしたが当日になると欲が出てきて多めの株数になりました。2回目のカウンセリングでは1600株位でしたが当日のカウンセリングで最終的には1800株の見積となりました。

カウンセリングの間はどちらかというと手術の不安より本当に生えてくるのか？と言った不安の方が大きかったのを覚えています。

手術自体は鎮静剤を打たれるので眠ってしまってあっさりと終わってしまったという印象です。

気がついたら頭皮は切り取られて縫合済みでしたし。移植毛も半分位植えられた所で昼休憩になりました。午後は少し意識があったのでテレビを見ながら移植を受けたのは覚えています。

後半はやや麻酔が切れて痛みが出たので眉間に麻酔を追加してもらいました。この眉間への注射が一番痛かったです。※手術が終わるとこんな感じです↓

僕は頭皮を切り取るFUTを選択したのである程度、出血はしていたみたいです。※植えられた髪の毛はこんな感じになっています↓

僕はコメカミも植毛してもらったので変なガーゼをつけられてから包帯を巻かれました

手術が終わると植毛後の過ごし方の注意事項の説明を受けるのですが意識が朦朧としていたので殆ど頭に入ってきませんでした。最後に頭にまくバンダナをもらってクリニックのサービスでとってもらった近くのホテルに向かいました。

手術を受けてみての感想は手術自体は「あっさり終わる」という印象でした。

手術中は何もすることがないので手術中は医師やスタッフさんを信じて術前の調査や術後の過ごし方でベストを尽くすという気持ちが良いと思いました。

自毛植毛後の注意事項

では最後に術後の過ごし方の感想と注意事項になります。

植毛後の最大の鬼門は眠る時になります。

移植毛は手術して1週間位で定着していくのですがこの間に移植部を擦ってしまうのは株の脱落につながります。僕自身は寝ているうちに横向きやうつ伏せになる癖があるので眠り方には本当に注意しました。手術が終わって数日は机に突っ伏したような姿勢で寝ていたので熟睡する事は出来ませんでした。運良く職場から長い休みをもらう事が出来たので睡眠不足でも耐えられました。

手術の後は本当に細かい注意事項がたくさんあります。

洗髪は移植部は湯シャンで直接シャワーも当てられないですしもちろん擦る事は出来ません。タオルでの拭き方、ドライヤーの使い方も成約があり、この期間は髪の毛がベタつくし頭皮全体が臭うし移植部は痒くなるのでかなり辛い時期になると思います。

その他、飲酒、喫煙、運動も1週間程度は控える必要があります。

これはそれぞれ植毛するクリニックから細かく説明されると思うのですが、全て守って生活するのはかなりストレスだと思います。

ただ、僕はまだ植毛の結果が出ていませんが、ここで横着をして植毛の結果が悪ければ悔やんでも悔やみきれません。

手術自体はハゲたちには何も出来ませんが、これまでハゲで苦しんできた時間の長さとこれからハゲに苦しめられる時間の長さを想像して植毛後の期間を耐え抜きましょう。